佃煮の歴史は古く、江戸時代に佃島の漁師が雑魚の塩煮を作り、保存食にしたのが始まりと言われています。江戸時代の終わりには、エビ、ハゼ、シラウオ、ハマグリ、アサリなどの小魚,小エビを醤油、砂糖などで煮込んだものが市販されるようになりましたが、これが今の佃煮と言えるでしょう。佃煮は、魚体を丸ごと利用するのでたんぱく質はもちろんのこと、カルシウムや鉄分などのミネラル、また、ビタミンなどの微量栄養成分が含まれます。調味の方法からみると、醤油と砂糖を主とした普通の佃煮のほかに、次のようなものがあります。
職人の目で吟味され丹精込めて仕上げた
秋田(八郎湖)の素材の味が楽しめるマルイ 舘岩自慢の逸品です。
「マルイ舘岩商店」の佃煮は、ビタミン、カルシウム、ミネラル類を豊富に含んだ無添加食品です。現在の健康ブームをサポートする自然食の代表としてお勧め致します。
秋田の佃煮(つくだに)といえば、「八郎潟の佃煮」が有名です。小魚の佃煮は骨まで柔らかくカルシウムが豊富に含まれているので、子供からお年寄りまでおいしく食べられます。あたたかいご飯に乗せた甘じょっぱい佃煮には食欲がそそられます。今月は地域の特産品、八郎潟の佃煮をご紹介します。 八郎潟(八郎潟調整池)は、秋田県の西、男鹿半島の付け根に位置し、かつては琵琶湖に次ぐ日本第二位の湖で、漁獲量が 3 千トンを超えていましたが、干拓により湖面が縮小され漁獲量も減少し、現在は八郎湖や八郎潟残存湖の名でも呼ばれています。 ここで獲れる新鮮なワカサギ、シラウオ、フナ、ゴリ(ハゼ)、エビなどを原料に加工を行っている佃煮業者が湖岸周辺に 10 社あり、中には創業 100 年を超える老舗もあります。 「八郎潟の佃煮」は、水揚げされた新鮮な原料を熟練した佃煮職人が長年培かった技で新鮮なうちに煮あげ(炊きあげ)を行いますが、この煮あげのタイミングにより歯ごたえ、風味が決まります。原料は他の生き物や貝殻片が入っていないか一つ一つに目をとおし厳選されています。選び抜かれた醤油、みりん、砂糖、水飴などで煮て、素材にあった味付けを行います。この味付けの調合が各業者で異なり、それぞれに昔ながらの伝統の味を今に伝えています。 手軽で、食欲をそそる「八郎潟の佃煮」は、製造直販店や県内のスーパーを中心に販売され、全国へも出荷されています。また、潟上市の「道の駅しょうわ(ブルーメッセあきた)」では、ほぼ全業者の商品を取り揃えていますので、ぜひ、皆様も数ある佃煮の中からお好きな商品を探してみてはいかがでしょうか。
創業百年。今なお、味や商品の追及をし、佃煮製造・販売に取り組む”マルイ 舘岩商店”自社工場で製造・調理し、できたてを販売しております。