当社は、伝統と歴史を誇る自然の味、ふるさとの味、八郎潟の自然が生んだ栄養豊富な佃煮を製造している。秋田県に佃煮製造業者が9軒あり(潟上市は7軒)、それぞれ八郎潟から捕れる白魚やワカサギなどを佃煮にし、八郎潟名産佃煮として全国に名を馳せ今日に至っている。日本で2番目に大きかった湖も、八郎潟の干拓工事によって、今は小さな残存湖として面影を残している。それによって魚の宝庫として民の食卓を賑わし、且つ栄養を与え続けてきた資源もめっきり減り、それに合わせて漁師も減ったが、地元の佃煮製造業者は、各々八郎潟名産佃煮の伝統を維持し、かつ製造商品の多様化と経営努力を図りながら発展を続けている。
当社は、白魚、わかさぎ、わかさぎ甘露煮、いかあられ、華くるみ、えび甘露など10種類程の佃煮を製造し、北海道から関東地区に至る卸問屋を相手に出荷している。また、佃煮となるこれら原料は、八郎潟産の他、三陸~北海道一円から仕入ている。佃煮は嗜好品で、栄養豊富なことから通の方々には無くてはならない品でもあり広く愛食されている。
また、当社は、秋田音頭で名高い魚(ハタハタ)を材料にした寿しを製造している。
ハタハタ寿しは、季節商品(冬期間)で、3月頃までの短期間商品であるが、材料であるハタハタは冷凍保存設備の充実から長期保存が可能になったとは言え、やはり寒い時の食べ物であることは間違いない。県内には、ハタハタ寿しの製造業者は、日本海沿岸に多いが、このハタハタ寿しを好んで食され、食卓に無くてはならない食べ物である他、酒飲みにもまた欠かせないツマミでもある。ここ近時県外からの注文が増加しているし、また土産品としても大いに喜ばれるようになってきたことは、それだけハタハタ寿しの愛食者が増加していることを意味するのではないか。
これからも、日本の伝統的な和の味と新たな時代にマッチした各種商品を開発しながら、皆様に愛される、味・店舗作りを心がけて、スタッフ一同、力をあわせて取り組んで参りますので末永くよろしくお願いいたします。
八郎湖産のわかさぎを秘伝のタレと昔からかわらない製法で炊き上げた、こだわりの一品です。
会社名
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有限会社 マルイ舘岩商店
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所在地
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秋田県潟上市昭和大久保字高田34-2
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TEL
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018-877-2218
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FAX
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018-877-5391
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代表者
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代表取締役社長 舘岡 豪徳
(タテオカ ヒデノリ)
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創業・設立
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昭和10年 平成3年4月1日法人設立
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資本金
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1,000万円
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従業員数
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事業内容
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佃煮・惣菜等の製造販売
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取引銀行
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秋田銀行 大久保支店
北都銀行 昭和支店
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主な取引先
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築地市場への委託販売
地方市場・佃煮問屋
地元スーパーマーケット
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主な仕入先
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八郎潟増殖漁業協組
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受賞歴
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平成17年 第54回全国水産加工たべもの展 大阪府知事賞
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